ラッキージュース

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58万円のUSB!? マルチ商法の勧誘と分かって、その勧誘を聞いてみたらwwww

おはようございます。

 

今回はマルチ商法の勧誘を受けちゃったので、その経緯とか話の内容とかを書いていく。皆さんも注意してね。

 

私がブログをやってるって知ってるから、勧誘した人がエゴサしてこれにヒットして欲しいな。その人に向けて書いてる部分もあるのでちゃんと読んでね。

 

では、どのように始まり、終わったかの起承転結というか一部始終を出来るだけ細かく書いていきたい。さすがにその会社の名前とか個人名は書けないけど、出来るだけ分かりやすく書いていきたい。

 

大まかな流れが掴めるように予め説明すると、勧誘した人との1出会い、2遊び、3勧誘を受けるって3点セットだった。

 

ではレッツゴー!

 

1 出会い

 勧誘をした人(以下、A)と私の出会いはバイトの派遣先だった。Aと仲良くなったのは9月の上旬だったけど、7月末の同じ派遣でも顔を合わせたことはあったので意外とすぐに仲良くなった。Aは気さくで面白く、話しやすい人で悪いイメージは無かった。Aは「ライン交換しよ」と仲良くなりかけの割と早い段階で私に言い、私もインスタじゃないんだと少し疑問は残ったけど悪い気もしないのでラインを交換した。

 その日の派遣が終わり、ラインである程度会話をした。とは言っても内容のほとんどはAの方から質問攻め。私は聞かれたことを答えるだけ。たまに聞き返すこともあったとは思うけど。だから正直、「なんでAはこんな話しかけるんだろ」って違和感はあった。

 

2 遊び

 そんなある日のこと。Aからラインで「フットサルやるんだけど一緒にやらん?」的なのが来た。私はサッカー(故にフットサルも)が好きだから、会場が家から少し遠かったけどオッケーをした。そしたらだよ、二次会も含めて一人4000円と後から言われた。ここでの私の心情は「まじか。二次会?4000円高くね。えー断ろっかな。でも挑戦してみよ」って感じ。勿論怖さもあったけど、やってみよっていう好奇心の方が強かったね。Aのことも悪い人なんて考えてもいないし。だからフットサル及び二次会(飲み会)に4000円で行くことにした。

 フットサル当日。Aと会場の最寄りの東雲駅で集合しそこの会場に向った。だいたい20人くらい集まったのかな。私からしたら、A以外はみんな初対面でごりごりに緊張してたけど、どうせなら楽しまないとって思って出来るだけ楽しんだ。あと初対面だけならまだ良いんだけど、その人たちみんないかつい顔してんのよ。怖かったわ。だから私も舐められないように、「緊張してないぜ、びびってないぜ」と言わんばかりの表情で感情を押し殺してた。でも最初はまじで怖かったー。でも、フットサルが始まったら、その緊張は少しずつ解けていった。フットサルは3チームで戦い、途中にバー当てもあってその辺は楽しくやったわ。チームのメンバーには後から登場するから書くけど、AとかチームのエースBとチームキャプテンCなどがいた。

 その後はファミレスで夜飯を食べ、二次会の会場にチームごとで移動した。Cの車で移動したけど、大きくてきれいで良い車だった。二次会ではお酒を飲んだり、フットサルの優勝チームに景品の贈呈があったりでつまらないってわけでは無かった。けど、コールとか値段の高いお酒をもらってイェーイとかのノリは全く分からず、こんなのが楽しいのかって思ってた。あと、たばこもクサかった。その二次会の後は、Bと最寄りの渋谷駅まで一緒に歩いた。見た目によらず中身がしっかりしてる人で、見た目じゃひとは判断できんなと思った。悪い人ではないんやなって思ったよね。

 その日はそれで終わり、少し日が経ったある日。Aからライン通話で「次に遊べる日いつ?」的な話をされた。私は遊ぶ人数は大勢じゃないことを確認して、遊べる日を正直に答えて、遊ぶ日を決めた。そう、そして、この日こそ、マルチ商法の勧誘を受ける日だったのである。

 

3 勧誘当日

 マルチ商法の勧誘を受ける当日。私とAとBは新宿駅近くのあるファストフード店で話をしていた。私のこの時の感情は「今日はずっと雑談なのかなー」って感じ。まさか、私がマルチの勧誘を受けるとは思っても無かった。しかし、だんだん話は、将来の夢の話になっていく。「その夢を実現させるためには何が必要だと思う?」的なことをAが聞く。「んー。お金かな」私。「そう、そのお金はどうやって稼ぐ?」的なことをA。「んー。」私。「良いビジネスがあるから、説明するね(強引)」っとAが言う。そんで、ルーズリーフとペンを取り出し、そのビジネスについて語り始める。

 ここで私はなんか違和感を覚える。「友達にビジネスの話するか、遊ぶときにルーズリーフ持ってくるか、これねずみ講とかマルチ商法の1つなんじゃないか。」って。

 そのビジネスの内容は、日経225先物取引の投資をするという内容。投資をしている人の5%しか投資だけで食べていけていない現状があり、AとBはその5%に入ってるよとも話された。私は「じゃなんでAは派遣アルバイトしてんねん」って思ったし、Bも高い時計を自慢してくるし、なんかAもBもかっちりした服装だし、遊ぶ気ないやんって思って、これ勧誘だわって確信が付いた。そんなこと考えてたら、そのビジネスの成功している人が近くのカフェで待ってるから、行こうってなってた。私は「マルチの勧誘されるー。どうしよ、逃げよっかなー。でも話聞いてみたいな。」って考えてた結果、「マルチの勧誘って分かってるし、なんかを買わされそうになったとしても絶対に買わない。」っと心に決めて、そのカフェに向った。もう好奇心の何物でもないんよ。ただ、どういうもんなのかが気になった。

 そのカフェでは、20代後半のかっこいい男性(以下、D)が待っていた。てか、このカフェ、地下に在ったり、値段がまあまあ高かったりで、いかにも金持ちが行くカフェですよっていう雰囲気だった。こーゆー勧誘を成功させるには、かっちりとした服装で清潔なおしゃれな所が良いって聞いたことがあったので、それをしっかり守ってかわいいなって思ってたわ(笑)。ここで私VSマルチ商法チーム3人の構図が出来る。まあアウェーってわけよ。あとから分かる余談の関係ない話だけど、Dが「飲み物頼みなよ」って言うから、ビジネス成功者だし、一番年上だからお金を払ってくれるのかなって思ってたら、自分の額しか払えない金額1000円札置いて出て行っちゃうんだけど、ここでは余談なので無視。

 カフェでの話は世間話から始まった。私はサッカー観戦が好きなことの1つだから、その話題で話してくれて、めっちゃ楽しかった。しかし、本当に楽しい話はここからだった(笑)。

 そうビジネスの話。その内容を簡単にまとめるとこう。投資のプロのノウハウをシステム化した。それを学習教材にしたUSBがある。これは58万円で現金か振込の一括でしか買えない。クーリングオフはできる。このUSBの内容は3桁の足し算を理解できる人なら簡単に理解できる。信頼のある人にしか勧誘しない。紹介料がある。こんくらい投資したら、こんくらいになる。とかかな。全部それっぽく、丁寧にちゃんと説明してたよ。絶対買う意思が無い客に対してね。本当に終始面白かった。笑ってたらバカにするなって怒られそうだったから顔は冷静にしてたけど、心ではずっと面白がってなんか痛いところないかなって思ってた。私って人のあらさがし全くしたことなし、したいとも思わないから、中々そういったことは言えなかった。悔しいね。あっちの困った顔が見たかったのに。

 そんで一回休憩とずっと説明をしてくれていたDが言い休憩に。その間Dはどっかに行き、私はAとBと話した。そしたらAの声のトーンが分かりやすいほど、落ちていた。普段は明るく面白い人なのに、私に買う意思がないって悟ったのかテンションが驚くほど低かった。Bはまた時計の自慢とかもするし。残念ながら私は物欲がそんなに無いから、高い時計を見せびらかされたところでなんとも思わないんよね。ただただダサい。あとここは推察だけど、その時計偽物かマルチ商法チームの物なんじゃない。私が「その投資が成功している具体的な証拠が見たい」っていうと、Bはノートを取り出しよく分からん棒グラフで9月はこんくらい勝ったぜ、みたいな説明してくれた。けどこのノートある意味すごくて、すごい丁寧に投資の勝ち負けの記録が書かれているのよ。手書きだから本当かどうか怪しいし、なんなら普通だったら証券口座がオンライン上で確認できるのにそれを見せてくれないところも怪しいし。これ以上話されてもだるいから、私は全部言ったんよね。「マルチ商法だと思うし、俺は絶対にこのUSBを買う気は無い」って。そしたらDも戻ってきた。

 休憩の後の第二ラウンドでは、私自身買う気はさらさらないこと言ったら、「それで後悔しないなら、買わなくていいと思う」ってDが言ってきた。常套(じょうとう)句なんだか食い気味だった気がする。あと、たとえ話なんだけど、クラス替えの直前は不安だけど、その後はなんだかんだ楽しいやんとか、服も買う前と後では印象違うやんとかの話をされた。ま、とりあえず、58万払ってくれ感の圧がすごかった。だから私も同じような意味分からん例え話で反論してたわ。あと、クーリングオフが出来るから、購入してから最初の20日間はタダで試せるよっとのこと。この制度をやけに押してたなあっちサイドは。私は本当にクーリングオフをちゃんとしてくれるのか不安だったから、試すのも怖かった。そんで色々と話し合いをして、最終的にはこのマルチの説明をしていた自称成功者のDは私たち3人を置いて帰ったってわけ。Dの人を騙すために長い時間話し続ける能力って正直尊敬に値するわ。心臓の毛がもじゃもじゃに生えてないと出来ないことだよ。

 ここでDが帰ったし、私も帰ろうと思ってたんよ。しかし、更に新たな刺客の登場。それは、フットサルの時のチームリーダーのCだった。わざわざ私のために来てくれたみたいで、よく言えば優しいし、部下想いな先輩。帰らせないために来たというよりは私を説得させるために来たって感じだった。Cと私の会話は私の夢というか目標である、世界の色んな所に旅行に行きたいというところから始まった。国内と海外旅行のそれぞれの一回につきの予算を出して、それを行きたい箇所でかける。そんで私が将来旅行でかかる費用の計算をしてくれた。素直にありがたい。その後は老後2000万問題の詳しい解説をCがまたしてくれた。私でも分かるように説明してくれたので、Cは頭は良いのかなって思った。そして本題はここから。「今説明したように今後は消費税も高くなるし、今の価値観で生活しているとお金は足らなくなる。だから、こういった資産運用はするべきである。そしてそれに最適なのがこのUSBだよ。」的な話の内容だった。他にも、ねずみ講とこの商売の違いとか、AとBは紹介料が入るけどCには入らないよとか、Cは単純にこのチームを大きくしたいからここに来たんだよとかの話を聞いた。Cの言うことに関しては、私自身知らないことも多く結構勉強になることがあり、そういった部分には感謝しているが、やはり58という数字は簡単には飲み込めないと思ってた。

 最終的に帰ろうって思ったきっかけがある。私は最初から、「金がプラスになってるちゃんとした証拠が欲しい」って言ってたのに、出てくるのは手書きのノートやその組織が作った表のみ。その表の注意点の所に間違ってる箇所があるかもしれません。って書いてあるし。まじで、投資で本当に稼げてるの?5%なの?ってずーっと疑ってたんよ。そして、私が証拠が見たいってしつこく言ってたから、いやいやAが自身のスマホから証券口座を見せてくれた。最初は私が見にくいようにかわざと遠目に持ってたけど、結局ちゃんと見してくれた。いちいち隠したがるんやんか。ダルさん。その収支の載ってる画面をスクロールしてて気づいたことは、プラスとマイナスが半々くらいだったこと。9/4+4000、9/5+3000、9/6-5000、9/7-3000、・・・あくまでも例だけどこんな感じだった。これ結局黒字か赤字かどっちなんだって考えてたら、1か月の収支の差額の欄があった。そこに書いてあった数字は詳しくは覚えてないけど「-9000」。

「マイナスなんかーい!」

これで、もう構ってられないわって思い、帰った。

 

 

まさか私にマルチ商法の勧誘が来るなんて考えてなかったから、驚いた。でも、勧誘だって分かっている状態での商品の説明は非常に面白かった。もっと相手の嫌がることをしたかったけど、ポジティブ人間故のあらさがしが出来ないという特徴があるので、出来なかったことが少し心残りではある。

 

しかしながら、資産運用は本当に大事なことかもしれないと思っている私がいる。それは、彼らの話は58万という金額だけばかげているだけで、それ以外のお金に対しての考え方や政治の見方や関心は本物だったからだ。そういった私の価値観を変える講義を710円のホットミルクだけで聞けたことはむしろプラスなのではないかと考える。

 

あったかい牛乳が710円、カフェのスペース代あるにせよ高いと思った最初だったけど、振り返ってみればそれ以上の価値のある経験と学びを得られた。勧誘してくれたABCDそして今も58万のUSBを売っているその組織さんに感謝したい。ありがとうございます。

 

ここまではひたすら私の話になってしまいましたが、明日は我が身ということわざがあるように、皆さんも決して例外ではないと思う。だからこのしたにある私が書いた「おいしい話ってどうなの」っていうのを見て欲しい。私はこれを書いていなかったら、今回の勧誘は危なかったと正直言ってそう思う。あいつらの説明は割と上手やから、気を抜いてると騙されるぞ。しっかり騙されないリテラシーを付けるべきだと私は思う。

 

↓「おいしい話ってどうなの」byラッキージュース

https://luckyjuices.hatenablog.com/entry/2021/05/15/135400

 

 

そして、紛れもない事実として、今後は資産運用をする必要性が伸びてくると考えるようになった。だから皆さんも、紹介料があるので、このブログを色々な人に勧めてください。紹介料として、-9000円をもれなく差し上げます(笑)。

 

じゃまた。